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第12話 経営者が仕事に夢中ではダメ!経理は要

本日のお客様 内装業の会社の社長

今日はちょっとお説教です。

 

今日はお呼び立ていたしまして。会社ではちょっと話しづらい内容で。

別に怖くないですよ~。わかった。だから一升瓶持ってきてくださったんですね~。

ありがとうございます!!でも社長、それはそれ、これはこれ。

ということで本題に入ります。ウン!

先日、経理の吉田さんが書類を持ってきてくださったとき、何だか様子がおかしかったので少し話をしました。ゆう子ちゃん辞めちゃうかもしれませんよ。えっ!て顔してますけど社長がいけないんですよ。ゆう子ちゃん5年になりますか?良くやってくれますよね。

明るいし、気は利くし、経理のセンスもあるし。めったにいないですよ!

そうそう、だから安心して任せてる・・って。任せすぎです社長!

ゆう子ちゃん言ってましたよ。社長が全然数字に興味を持ってくれないって。領収書も出さないし、見積もりも書かないで口頭で決めてきちゃうし、お客様への請求書も結局幾らで出していいのかわからなくて、請求出しが遅れちゃうって。税理士の先生が来る日は逃げちゃうし、試算表を渡しても見ないし。やりがいが無いって!

何笑ってるんですか?もう!本当にやめちゃっても知らないですよ!ほら困るくせに。

社長これ真面目にまずいです。ゆう子ちゃんのことだけじゃなくて、このままだと社長が辞めることになるかもですよ!社長が現場好きなのは知ってます。社長が働いてなんぼだと言うのもわかります。でも社長は経営者です。数字が嫌いでは経営はできません。数字は机上の空論ではありません。会社の経営状態をちゃんと社長に教えてくれます。

社長!社長が経営する会社という船に従業員が乗っているんです。従業員の家族も、取引先も、取引先の家族もみんな乗っているんです。責任があるのですよ。

わかっていただけますか?良かったです。これからは毎月少しずつ、数字の見方や経営者のお仕事、一緒にやっていきましょうね。

大丈夫!怖くないから!!

 

今回の肝

少し極端な事例ですが、経理を軽視している社長は少なくありません。

自分は仕事を頑張って、あとは経理と税理士の仕事だと思っています。経営状態の本当の状況を知るうえで、数字に落とし込むことはとても大事です。見方がわかれば興味もわきます。会社の目的は利益を得ることです。それを社長に示してくれる経理という仕事は

会社の重要なポストであり要なのです。