studioM

第14話 コンサルティング業務の難しさ 消えていく言葉の価値

本日は、プライベート。友人数名と居酒屋で飲み会です

 

乾杯!!ホントに久しぶりだね~。みんな元気そうで何より!

ふんふん。ホウホウ。あれあれ。おねえ~さ~ん!おかわり~!!

あれ、○○さん。隣?どうぞどうぞ!お酒注いでくださる?どうもどうも・・。

ん、何ですか?聞きたいこと?あっいいですよ?相続?あっそうなの?うん。

で問題があるんだ、親族でね、揉めてるんだ。うん。うん。うん

まあ、そういう場合はこんな事、そんな事だから一般的にはこんな風な・・・

うんうん。うんうんうん・・。あのさ・・そんなに複雑な話なら一度事務所に来てよ。

今言われても、お酒飲んでるし。いい加減なことも言えないしさ。

別にケチじゃないよ!何が!?だって私コンサルでお仕事してるんだから~。

ひどいな~!悪いけど、ケチはあなたの方じゃない?!

 

今回の肝

「知り合いに弁護士がいるから、ちょっと飲みに誘って聞いてみる!」あるあるです。

弁護士の先生も、会計士税理士の先生も、社労士の先生もコンサルを業としている方

皆さんが悩むところがこれですね。

知識でお金をいただくのは日本ではまだまだ難しいところがあります。そのコンサルの何を評価して価格を決めるのか?そしてクライアントがそれを納得するか?

FPの生まれたアメリカでは、コンサルティング料をかかった時間で決定することがあるそうです。

「昨日もバスルームで御社のことを一時間ほど考えました」よって請求にその時間分を追加します。どれだけ時間をかけたかではないですが、それだけ時間をかけた結果、こういうアドバイスになったということでしょう。クライアントもそれを納得して、信頼関係で成り立っています。

13話でも書きましたが、コンサルティングはサービス業です。そうである以上、お客様が喜んで、満足してお支払いをしてくださるように、努力をしなくてはいけないのです。

だからこそ、知識の安売りはしない。お金を払ってくださるお客様に申し訳ありませんから!と、自分にも言い聞かせます。